前回あんなこと言っておきながらすぐ更新しました、chronoです。
DNあさりしていたらセンスって言葉に引っかかって、「おおっ」と思っちゃいまして。
自分自身はセンスのあるプレイヤーではないですが、デッキビルダーとしてはそこそこなセンスのある、方だと(勝手に)思っています。

……思い込みじゃないと祈っています。


しかし、まあ身内には「プレイングセンスあるなー」って人が二人ぐらいいて。
例えばおんなじアプローチの闘デッキ回しても、十回中七回から八回ぐらいボコられるんですよね。ダメージ計算が速かったりとか、テンポ取られるペースが向こうのほうが一枚上手だったりとか。
あと、トップデッキ勝負では大体負けます。自分が引きザコなだけですね。右手ドローの練習方法で優秀なのがあるんだったら大募集です。


ともあれ、そういった「センスのある」プレイヤーとないプレイヤーの差はどこで生じるのか。そして、どうすれば追いつけるのか。そこを今回は考えていきたいと思います。




まず、デッキ構築分野から。

デッキ構築論でもお話したんですけど、オリジナリティは明確な武器になると思っています。じゃあ、どうやってオリジナルデッキを組み上げるか?

答えは、頑張るです。とりあえず思いついたアイデアを脳内でデッキにしてみます。重視するのは序盤1~3ターンのアクション。
今組もうとしているボルケニオンなら、こんな感じ。

初手ちびボルケニオン、ハイパーボールからフーパ

ボルケニオン2とシェイミサーチ

大地で炎エネルギートラッシュ、ボルケニオン特性で炎エネルギートラッシュ

前のちびに炎を貼って殴る

この動きを、現実的には十回中八回ぐらいは達成させたい。できるのかな?そしてこの動きが本当に強いのかな?と考えて、ボルケニオンならほかの動きもできるし、柔軟に行けるなら大丈夫だろGO。

的な。


大雑把ですが、デッキ構築のセンスは「プランニング」と「プランの実行力」の高いデッキをいかにして組めるか、ということになってくるでしょう。

先攻ミツルオーロットデッキとかを例に挙げるまでもなく、序盤のプランの強いデッキは逃げ切り型。
そしてゲッコウガや闘といったデッキは、中盤巻き返し型。
プレイングに自信がない、あるいはコンボデッキを使うのが好きな人は前者を選ぶのがお勧めです。



ってそうは簡単に話が進まないんですよね。

オーロットを使ったことのある方ならわかるでしょう。初手ミツルオーロット決めて完封したと思ったにもかかわらず、なんかオーロットペチペチ殴られて気づいたら負けていた、なんて体験。

序盤逃げ切り型の落とし穴、それは「プレイングが雑になる」ことです。
「やったねたえちゃん、初手でMレックウザ三体とチルタリスがそろってベンチが八体だよ!」←フラグ
みたいなもんですね。
とにかく大雑把に強い序盤逃げ切りは、既定の動きを達成してからフィニッシュするまでに「逆転のチャンスを与える」=「負け」と思っていいです。逃げ切る力はあっても巻き返せないのが多いですから。
つまりゲーム構築力、プレイングセンスが要ります。

じゃあ中盤巻き返し型は?
プレイングが要ります。





馬鹿野郎!結局センスいるんじゃねえかふざけんな!

というわけで、プレイング分野。

プレイング上手い人って、どんなイメージですか?
僕の持っているイメージは、デッキの本来の力100%を発揮できる人です。
あるシチュエーションにおいて、「ここをこうすればワンチャンで勝てる」デッキでそのワンチャンを的確に実行できる人。

ポケカじゃなくなって恐縮ですが、MTGの八十岡翔太プロなんかほんとそのイメージですね。
GP京都のJ-Speedとのオムニテル対決なんか感動しましたね。相手のやることを読み切って、周りの観客も、解説実況役もみんな「これは負けた」って思ってる中で相手の攻撃(食らえば即死、何とか防いでも普通は負け)を捌ききって五分まで持ち込むのはすごかったです。

ポケカでいうならそうですね、ゲッコウガ同系で影縫いを相手が先に使ってる上にサイド差が四枚くらいあってこっちのポケモンみんな瀕死状態

サイド四枚とって盤面でも追いつく

ぐらいには無茶苦茶やってました。

まああんなのはごく一部の例外ですが、うちの身内でも「殴るデッキなら大体どんなカードゲームでも強い」とか、「相手をコントロールしながら殴るデッキの攻撃判断がめちゃくちゃ正確」とかがいます。

気になって「なんで?」って聞いてみたら、「いけそうだったから」と言われました。

いやまあ、せやかて工藤……

その「いけそうな基準」が知りたいんだよなあ。

ただ、「全部が得意」という人はさすがにいないです。センスのある人は自分の強みが最大限生かせるデッキを使っている、というのもありますね。
殴り合いが得意だから、闘とかイベダーク(BW)で、最小限のエネルギー効率で相手を殴り倒すデッキを使ったり。
ゲッコウガとかラフレシアとか、とにかく相手をコントロールして殴るデッキを使ったり。

要するに、自分の土俵に相手を引きずり込むと、不思議と勝っちゃう。まあそんな感じですね。


では、どうやって追いつくのか?

まず自分の長所、短所を把握することが大事です。
自分だったら、長所としては長期的なゲームプランを作ることが得意なことかな。とか。
短所は、ビビりだから殴り合いに行こうとするのは確実に勝てると判断してからだから、思い切りの良さとかワンチャンにかけることができないこと。

次に、相手のターン中に考える。強い人は大体相手のターン中に次の自分のやることを考えていますから。試合時間の限られる勝負になると、特に自分の番の無駄な長考が試合の引き分けやサイド差勝負といった本来の決着から勝ち点の少ないものを引き起こしやすくなります。あと、判断が速いとそれだけで相手にプレッシャーです。

それから、カードを使う順番。ハイパーボールとポストが手札にある時、どちらから先に使いますか?
絶対にハイパーボールからです。なぜなら、「山の中からポケモンが一枚でも減る」=「ポストで探したいグッズを引く確率が上がる」から。
そんなの誤差じゃん、と思うかもしれませんが、それを一試合に五回ぐらいすると明確に引く確率は変化します。少しでもドローの質を上げる、山の中から強いカードを引きやすくする。些細ですけど、非常に重要なことです。

あと当然ですけど、自分の組んだデッキなんですからサーチカードを使ったら山札の中身は完全に把握しておきましょう。サイドに落ちたカードが何なのか把握しておかないと、「あのカードサイドに落ちてて負けたー」ってことが減ります。サイドを強引に取りに行ってキーカードを回収していれば、ワンチャン勝てたみたいな試合はきっと思っている以上にあるはず。

最後に、自分の得意なデッキを把握すること。
とりあえず強いからこれ、みたいなのじゃなくて、自分の得意なデッキで強いものを組む。そしてその上で、「得意デッキより環境で強いデッキ使ったほうが明確に勝てる」と判断したらとりあえず強いデッキを使えばいいのです。

あとは練習しましょう。
とにかく練習。複数デッキを作って一人まわししたり、テストプレイしてどのカードをサーチするか、どの技を使うほうが有利になるかを検証していくことが大事です。
その過程で、多少変なことをしてみるのもあり。フウロで手紙を持ってきたいけど、むしろハイボからシェイミでセットアップしてエネルギーを引きに行くとか。満タンの薬を使いたいけど、相手にダメージを与えたいからバルーンでけん制してみるとか。
そうしたことを積み重ねていると、「あれ、これワンチャン勝てる」的なことを閃けるようになります。たぶん。



得体のしれないことをつらつら書いてみました。
プレイングって難しいですけど、明確な指針をもってやってみないことには上達しません。選択肢の多い、難しいデッキを使うのは一つの手ですね。頭に負荷をかけて、正解をきっちりこなせれば勝てる、みたいな。自分はそうしてます。XY初期とか始めたてのくせにフェアリーバレット使ったりとかね。あれでプレイングだいぶ強化された気がします。

ともあれ皆さん、頑張ってセンスを磨きましょう。今回はこの辺で。

早く強くなりたい(切実









その前に就活と勉強しろよ……

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索